2023.9.3 – 9.9 ケニア調査

菊池先生、ケニアからの留学生のDavid、M2の石渡の3名でケニアに調査に行ってきました。ケニアといえば、サバンナに代表される大自然がパッと思いつきますが、地質屋としては大地溝帯は外せません。ケニアでは大地溝帯に沿って地熱の利用が盛んで、今回の調査は地熱地帯で岩石のサンプリングを行い、どのような場所で地熱が見つかるのかを調べるのが目的です。菊池先生と石渡にとっては初めてのアフリカでした。

大地溝帯の特徴である段々になった地形(左)、ナイロビからの移動途中の風景(右)

 

調査地は、首都ナイロビから北西方向に150kmほど離れたケニア第3の町であり、Davidの故郷でもあるナクルでした。ナクルの街中の宿を拠点とし、アフリカで2番目に大きいカルデラであるメネンガイと呼ばれるエリアを調査しました。阿蘇でも驚きましたが、なかなかのスケール感でした。メネンガイではすでに地熱の利用が行われていて、地熱発電所や地熱を利用したビニールハウスなどを見学しました。

メネンガイのカルデラの縁から(左)、調査中ご満悦そうな先生(右)

こんなとこにも青い池がありました(左)、中国の支援で建設された地熱発電所(右)

地熱を利用したビニールハウス

 

肝心の調査は1日で終わってしまったので、ナクルの近郊も楽しんできました。街を歩いたり、サファリクルーズをしたり。全く想定していませんでしたが、普通のケニア観光ですね(笑)。個人的にはサファリツアーもいいですが、活気のある街を歩くのが好きでした。地元を案内してくれるDavidがやはり安心ですね。写真にあるNyama chomaは羊のグリルなのですが絶品です、今度研究室でBBQするときはDavidに作ってもらいましょう!

ナクルの街並み(左)、肩掛け鞄を購入したお店の親子(右)

調査に同行してくれたドライバーのJosephさんと(左)、ケニアのソウルフード、Nyama choma(右)

ナクル国立公園のキリン(左)、ライオンを探せ(右)

後日、実家にて。一番お気に入りのお土産はこの肩掛け鞄でした。アフリカのカラフルな生地って日本で結構人気なんですね。本当はお土産で実家に置いていくつもりでしたが、気に入ったので札幌まで持って帰ってきました。容量も大きいので、短い出張に重宝しそうです。

 

(文責:石渡)