ニュース

2026.10.12調査

2026.10.10 ~ 10.11 資源地質学会秋期講習会@秩父

こんにちは!修士2年の別府です!

 

この度、2026年度 資源地質学会秋期講習会「埼玉県秩父トーナル岩と熱水変質」という巡検に参加してきました!

今回の巡検では秩父鉱床でのマグマ活動について勉強する会でした。

秩父鉱山や今回訪れた場所について紹介します。

 

・秩父鉱山

秩父鉱山は埼玉県秩父市(東京から北西に約80km)に位置する金や銅、亜鉛、鉛等を産出する鉱床で、日本の中でも多様な鉱物を産することで有名な鉱床です。実は、秩父鉱床の歴史は1500年代にまで遡ると言われているんです。武田信玄が金を求めて採掘を始めてから2022年の石灰石の生産が終了するまで、時代の流れに沿って多様なニーズに答えながら続いてきた歴史ある鉱床です。多い時には金:30g/t、鉄:60,000t/月などと非常に多い生産量を誇っていました。

そんな秩父鉱床は成因をめぐって様々な議論が繰り広げられています。どんな特徴のマグマで出来たのか、なぜ多様な鉱物組成が確認されているのかなどなど。これらを露頭観察を行いながら明らかにしていきました。

(秩父地域は日本地質学発祥の地ともいわれており、日本列島を形成している秩父帯などがあることからジオパークにも認定されている。)


 

・地質巡検

秩父鉱山は現在閉山しており、鉱山に入ることはできませんでした。そのため、山の中で見られる露頭を観察することで成因について考えていきました。

実際に鉱床を形成しているトーナル岩の岩体、場所の違いによる組成・産状の変化、変質による変化など様々な視点で観察を行いました。ベテランの地質学者の方から鉱物の見分け方を教わったり、産状からみんなで当時の環境を考えたりととても有意義な時間を過ごすことができました。

(講師の先生の解説のもと、皆が岩石を観察しました。) 


 (最後には地質学者の間で有名な河原へいき、鉱石探しをしました!)


(電車からは石灰石の工場が見え、鉱山で栄えた街の名残を感じることができます。)


今回の巡検は自身の研究とは異なる鉱床ということもあり、大変勉強になる経験でした。

環境地質学研究室ではこのように普段とは違った経験、フィールドワークを行うことができます!

いろんな場所に行ってみたい!という方はぜひ、環境地質学研究室へお越しください!!