環境地質学研究室 (Laboratory of Environmental Geology)

福島の除去土壌について考えよう!の会(9/24-26)およびその報告会(11/18)の報告

福島の除去土壌について考えよう!の会(9/24-26)およびその報告会(11/18)の報告

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2019年ももうすぐ終わりですね。D2の戸田です。

9/24-26の間開催された、“次世代を担う人材への除去土壌等の 管理・減容化・再生利用等の理解醸成“ワークショップに参加いたしました。そして報告会が11月にあったので今更新しました。中間貯蔵施設事業を担うJESCO(Japan Environmental Storage & Safety Corporation)さんから出資していただいてるワークショップです。

本研究室からは、助教の菊池先生とD2のとだが参加しました。また、北大からは農学部の学部3年生が4人参加していて、それなりに仲良くなれました。彼らは夏休みの旅行のお土産を持っていて、ドバイのデーツやら中国のひまわりの種やらを道中分けてくれました。優しいね。

去年開催された現地見学に参加したとだ。

今回は学生の議論のファシリテーターとして参加してまいりました。

 

このワークショップは、毎年、中間貯蔵施設見学を経て、参加者でグループワークをします。

まずは施設見学の一部を紹介します。

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これが福島の除去土壌を中間貯蔵する施設です。福島第一原子力発電所に隣接する施設で、双葉町と大熊町に位置しています。貯蔵施設区域内には、輸送されてきた福島各所の除去土壌の一時保管場所、それらの破袋・土質改質施設・袋や森を切り開いた際の樹木の焼却施設などが存在しています。

DSC06053

この中間貯蔵施設は、放射性核種が施設外に出ないように様々な工夫がなされていますが、その中の一つとして貯蔵するトレンチは全て上のマットが敷かれているようです。お気づきになりましたか?ベントナイトマットというレイヤーがあることを… ここにも粘土が利用されていますね。ときめきますね。

 

そしてグループワークです。

今年度のグループワークの内容は、”中間貯蔵された土壌は27年後福島から県外移設されることが法律で決まっているが、土壌を減容化すべきか否か、1都/道/府/県あるいは46都道府県で最終処分するべきか、あるいは他の最終処分方法の提案があればそれを、メリットデメリットを考慮し議論して、班ごとに適切だと思う方法を発表する”というものでした。

ざっくりいうと、除去土壌に関わる事業と関連のある人たちは誰か、その方達のメリットとデメリットは何かを考えて、結論を出してみようというものです。

ファシリテーターとしてグループワークに参加して抱いた感想は、

議論に参加する立場がちがうと、対処すること・考えることも違うことです。

スライド3

という感じで、去年のワークに参加してた立場と比べると、考えることが全然違いました。

 

他にも、議論の進め方にも分類があり、そこにも研究があることも感じました。例えば、無意識に班の皆さんと実施した議論の進め方が、リスク科学の専門家の先生から見たら、ミニ・パブリックスという手法に分類されるということを学びました。私たちの班の6人で小さい社会を作り、各々の立場に立って議論を進めていくというものです。こういう、自分の知らないこととの出会いは楽しいですね。

これは前回のグループワークと異なる話の進め方であったので、班が誰によって構成されるかによっても話の進み方が異なることを体感しました。

同じ班の参加者が発表する頃には、さながら我が子の発表を見守る親の気持ちでした。スライド4

最後に、”同じ事象を多面的に捉える力を醸成してほしい”と開催者の方からよく伝えていただいているのですが、その意図を実践に移すようにファシリテーターの立場で議論に参加しているな?と感じた時に、今年度のセミナーは前年度よりも次のステップの教育を実施していて、より実りの多いワークショップになっているように感じました。

そんなこんなで11/18に北大で参加報告会がありました。この報告会も、学生によってセミナーに対して一番印象に残ったことがそれぞれで聞いていて面白かったです。スライドが可愛くできたので、ブログで共有しております。上の突然のスライドは報告会のために作ったスライドです。えへ。

この投稿のtake-home messageは、少しでも興味があることは積極的に参加するといいよ、だいたい自分の想定以上の収穫があるよってところですね。

 

少し長くなりましたが、良いお年をお迎えください!

深夜カップ麺を食べた翌日から風邪気味なとだでした。

 

とだ

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