環境地質学研究室 (Laboratory of Environmental Geology)

活動

南アフリカ共和国フィールドワーク(11/11-11/21)

11/11-21にかけて南アフリカにフィールドワークへ、大竹先生、大友先生、松川さん、そして長島で行ってきました。

 

前半はBarberton Greenstone Belt(BGB)にて露頭巡検とサンプリングを行いました。BGBはMoodies層群をはじめとする太古の露頭が数多く残っており、現在も地球化学の研究が世界中で行われています。

 

BGBの景色

 

枕状砂岩(と縮尺になっていただいた松川さん)

 

縞状鉄鉱層(縮尺長島)

 

翌日は秋田大学の越後先生、アンドレア先生と同大学の地質専攻の学生と一緒にFairview mineにて職員の方から講演を受けました。(写真を撮り忘れてしまいました。すみません。)

その後、花崗岩帯の露頭観察を行いました。

 

露頭観察の様子

 

後半はBushveld複合岩体(世界屈指のクロムやレアアースの生産地)のコアのサンプリングのため、卒業生のマリセラさんが働くIvanplats社に伺いました。

 

    

 

コアサンプリングの様子(左)とコア(右)

 

今回のフィールドワークは私にとってははじめての南アフリカへの渡航となり不安がありましたが、先生方と先輩のサポートもあり危ない目には合わず帰国することができました。また日本ではできない刺激的な経験をすることができ、今後の研究のモチベーションになりました。今回の経験を活かしこれからの生活を豊かなものにしていきたいです。最後に南アフリカでのご飯の写真とカジノの写真を載せて締めたいと思います。 (文責:長島)

   

 

特大シュニッツェル。写真だとデカさが伝わりませんが2枚目のステーキよりも遥かに重かったです。。。

  

 

3枚目:特大ビールとマリセラさん。500mlと書かれていましたが絶対にもっとあったと思ってます。

4枚目:アフリカのカジノ。松川さんが以前ボツワナでお金を溶かしたとのことなので今回はトライしませんでした。。。

資源地質学会2022年秋季講習会に参加してきました!!(2022.10/9~10/10)

2022.10/9~10/10の日程で大竹先生、学部4年星蒼空で資源地質学会2022年秋季講習会に参加してきました!

場所

秋田県内にある珪藻土鉱山、パーライト鉱山、ゼオライト鉱山、荒川鉱山、川原毛鉱山、及びそれらの路頭など

 

珪藻土鉱山

中央シリカ工藤さんに工場や鉱山の説明をしていただいた。

珪藻はビール会社などで濾過助剤として使われており、味に揺らぎを産むためセラミックスの濾過助剤が開発された現在でも好んで使われているそうだ。

Fig.珪藻土鉱山

Fig.珪藻土(左)とガラス化した珪藻土(右)

 

ゼオライト鉱山と路頭

秋田県二ツ井地域のゼオライトは凝灰岩続成作用によってゼオライト化したものであり、このゼオライトの含有量が72~72%であると報告されておりゼオライト岩と呼ぶことも推奨されている。

またゼオライトは結晶中のSiがAlに置き換わることにより負に帯電することや、加熱することにより結晶水を分離させて多孔質になることなどから、多様な溶質の吸着やイオン交換に用いられている。近年では放射性物質の吸着によく用いられている。


Fig.米代川において泥岩と凝灰質砂岩の遷移層

Fig.原岩(右上)、白色にゼオライト化してもの(右下)、緑色にゼオライト化したもの(左)

 

 

荒川鉱山

荒川鉱山は嗽沢坑道を中心に銅を産出し、日本屈指の鉱山として240年にわたって栄えた。

Fig.荒川鉱山嗽沢坑道

 

川原毛鉱山

川原毛鉱山はその様相から日本三大恐山として知られている。かつては硫黄鉱山として栄えた。

Fig.川原毛鉱山

Fig.川原毛鉱山での集合写真

 

感想

今回の講習会では秋田県のいろいろな鉱山に行くことができて、とても有意義なものとなりました。論文や写真で見るのと実際に行って自分の目で見るのは全然違く、スケールの大きさに驚くばかりでした。

また講習会の参加者と研究のことや学校生活などで会話に華を咲かせることができ、とても楽しかったです。

講習会に参加させてくれた大竹先生、手続きをしていただいた秘書の方々、最後にこの講習会を企画していただいた実行委員の皆様にはこころから感謝申し上げます。

 

 

(文責:星)

インドネシア巡検(2021/08/01~08/12)

2021/08/01∼08/12の日程で大竹先生、Sariさんと大門の3人でインドネシア(ジャカルタ、バニュワンギ、バンドン)に行ってまいりました。

バニュワンギでは、Bumi Suksesindo(BSI), Gold and Copper Mining Companyを訪れ、金・銅鉱山の見学をしました。ここでは、露天掘りで主に金の採掘を行っており、今後坑内掘りで主に銅を採掘していくようで開発途中でした。

露天掘りの様子

 

坑内の様子

 

鉱山会社の方々と毎食一緒に食事をとりました。インドネシアの方々はよく話す人が多く、とても楽しかったです!

ドリアンもみんなで挑戦しました!

鉱山会社の方々との食事

 バンドンではバンドン工科大学を訪れ、大竹先生が講演を行い、大学を見学しました。この大学の教授の多くが日本の大学で博士を取得している人が多く、驚きました。

 

大竹先生の講演の様子

 

ジャカルタではSariさんの職場であるエネルギー鉱物資源省およびJICA・Indonesiaを訪れました。現在のインドネシアの鉱山や環境問題などについてお話を伺い、将来的な共同研究につて議論をおこないました。

 

(上)エネルギー鉱物資源省 (下)JICA・Indonesia

 

今回初めてインドネシアを訪れ、鉱山、大学、エネルギー鉱物資源省などを訪れ、見学や現地の方々に説明を受けたことは非常に貴重な体験でした。特に金・銅鉱山は日本にある鉱山と比べ物にならないほど大規模で大きな衝撃を受けました。さらに今回初めてムスリムの国を訪れ、食や文化、宗教に対する考えなど様々なことを学ぶことができました。

 

最後に、今回このような機会を私に提供していくださった大竹先生、JICA、並びに今回の渡航に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。そして、今回の巡検のアレンジをしてくださり、現地でも常に気を使ってくださったSariさんに心から感謝を示します。

 

(文責:大門)

 

 

精進川鉱山での現場試験(2022/07/20-2022/07/22)

07/20-07/22の日程で佐藤先生、Hkaungさん、勝又君、肝付さん、山下の5人で精進川鉱山付近の雨鱒川付近にて調査・現場試験を行ってきました。

 

初日は吉岡砕石工業株式会社さんを訪問し、今回の現場試験で用いる玄武岩サンプルをご提供いただきました。

その際に、前回入ることができなかった採石の現場を案内していただきました。

 

切羽:鉄分が多いため、新鮮面と風化面で岩石の色が異なるとのこと(逆光で写真が見にくくてすいません…)

 

岩石は粉砕され、粒径ごとに分けられている

 

二日目は精進川鉱山でのサンプリングと現場試験の適地調査及び、㈱鉄山共和組さんを訪問して現場試験に用いる玄武岩サンプルをご提供いただきました。

 

水質調査の様子

 

三日目は二日目の調査をもとに、サンプルを雨鱒川の鉱廃水の排出口にサンプルを設置しに行ってきました。

また、この現場試験では鉱廃水に浸漬させた岩石の重量変化から、溶解速度を求めることを目的としています。

 

鉱廃水の排出口に設置されたサンプル

 

現場では現場試験に関するさまざまなアイデアを頂き、おかげさまで、無事設置場所の選定及びサンプルの設置を行うことができました。

 

最後になりますが、今回の調査を企画していただいた佐藤先生、協力いただいた㈱鉄山共和組、吉岡砕石工業㈱をはじめとする皆様には深く感謝申し上げます。

また今回の調査に快くご協力いただいたHkaungさん、勝又君、肝付さんにも感謝申し上げます。

 

今回の調査にご協力いただいた皆様

 

・それぞれの感想

Hkaung:This trip is my first one ever since I’ve been Japan. It is very wonderful and priceless trip not only for the travelling with sensei and you guys but also its give me a very important information and data for my research. I hope in near future, we can make such kind of trip again! The most memorizing moments are travelling, making field survey, communication and eating delicious Japanese food with you. By the way, in one day, let’s karaoke together……:苦笑い:

 

勝又:久しぶりの函館巡検でしたが、再発見が多くありました。また、同席した様々な企業の方から多くお話を伺うことができ非常に勉強になりました。今回の経験を今後に生かして行こうと思います。最後に今回の巡検に協力してくださった方、先生に深く感謝申し上げます。

 

肝付:今回私にとって初めての地質巡検でした。フィールドを歩くのは予想以上に大変なものでしたが、先生や先輩方に教えていただきながら水質調査というはじめての体験をすることができてとても充実した楽しい3日間でした。また、フィールドに同席していただいた方々の貴重なお話を思う存分聞かせていただくことができて、濃い時間を過ごさせていただけたことに感謝致します。

 

(文責:山下)

研究室秘書の星さんの退職に伴う写真撮影と記念品の贈呈(2022/07/08)

本日7月8日、研究室秘書として長らく勤務してくださった星さんが

退職されるということで、写真撮影ならびに退職祝い品の贈呈が行われました。

 

研究室全体での記念写真

 

浅井さん、菅原さんによる記念品の贈呈

 

佐藤先生と星さんの2ショット写真

 

これまで星さんには発注や書類提出等をはじめ、大変お世話になりました。

今日の天気も新たな門出にふさわしい快晴で、

星さんの表情もいつにも増して輝いておられました。

これからのご健勝をお祈りいたします。

 

(文責: 勝又)

 

「JPGU2022-日本地球惑星科学連合2022年大会(2022/5/22~2022/5/27)」

5/22~27に幕張メッセで行われたJPGU2022(日本地球惑星科学連合2022年大会)に

佐藤先生、大竹先生、菊池先生、藤村さん (M2)、松川、大矢、石渡 (M1)、奈須野、須磨、星、長島、三枝 (B4)が参加しました。

 

 

5/23

「原子力と地球惑星科学」のセッションにて、佐藤先生が口頭発表を行いました。

「放射性廃棄物処分場の人口バリア材界面におけるクロッギングの重要性」

 

 

「原子力と地球惑星科学」のセッションで大矢と石渡がポスター発表を行いました。

「鉱物学的・地球化学的指標に基づく月布ベントナイト鉱床の形成過程の推定」(M1 石渡翔丸)

 

「溶融飛灰をバインダーとして用いたアルカリ刺激固型化体の作製とその設計」(M1 大矢裕介)

 

 

5/25

「資源地質学」のセッションで大竹先生がポスター発表を行いました。

「高品位Nラテライト鉱石におけるホスト相同定のための逐次抽出法の改善」

 

 

発表者の皆様、お疲れ様でした。

今回、久方ぶりの現地開催となったJPGUは多くの人で賑わっていて、初めて現地での学会に参加した私にとって大変刺激的な体験となりました。

参加した他の方々もJPGUを通して学んだことを、今後の研究生活に生かしてほしいと思います。

 

(文責 松川)

 

 

千歳鉱山・手稲鉱山見学(2022/5/17) 

5/17日に寄附講座の富山先生、地圏の高野先生と同研究室の学生、そして当研究室の大竹先生、大友先生、Joseph、勝又で千歳鉱山・手稲鉱山の見学に行ってきました。

現場ではこれらの鉱山の管理を行っているエコマネジメント株式会社の職員さんに案内していただきました。また、水のpH調査やサンプリングも快諾してくださりました。

千歳鉱山では上部鉱水と下部鉱水が発生しており、両方の処理を行っている処理場なども見学しました。

千歳鉱山では安全を確保するため、なるべく人を坑道内に入れずに鉱水の処理を行おうとしていること、下部鉱水の廃水のために昔鉱石をとるため使用されていた坑道を使用していることなど

興味深い話を伺うことができました。また、Josephにとっては初めての巡検かつ水質サンプリングであったため、準備面などの課題は出たものの、今後に生かすことができる有意義な時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

午後には手稲鉱山にて見学を行いました。ここでも千歳鉱山と同様に、エコマネジメント株式会社さんが手稲鉱山から発生する鉱山廃水の処理を行っています。

ここでは鉱山に入っていくトンネルにマイクロバスに入り、鉱山サンプルを採取したほか、廃水処理場にて処理過程や実際に発生している沈殿物などを実際に見せてもらうなどしました。

私にとっても鉱山廃水を大きな施設を用いて処理している現場を見たのは初めてで、非常に新鮮でした。

また、Josephは鉱石をとる目的ではなく、鉱山廃水のためだけに大きな施設を運用していることに驚いていました。

 

最後に鉱山を案内してくださったエコマネジメント株式会社様、見学を企画していただいた富山先生はじめとする各先生方に深く感謝申し上げます。

 

(写真提供 : 富山先生)

(文責 : 勝又)

 

函館の玄武岩採石場での調査(2022/05/17-2022/05/18)

05/17-05/18の日程で佐藤先生と山下の二人で函館の玄武岩採石場へ調査に行ってきました。

 

初日は現地で北海道立総合研究機構の野呂田晋さんと合流し、㈱鉄山共和組さんを訪問してきました。

現場では職員の方に実際に採掘を行っている現場を案内していただきました。

採掘場の岩石をサンプリングさせていただいただけではなく、粉砕・分級された製品としての玄武岩も研究用のサンプルとして快く提供していただきました。

 

柱状節理がみられる玄武岩

 

玄武岩(製品:粒径20-25㎜)

 

玄武岩(採掘現場)

採掘場の中でも、硬質で緑白色のもの(上)から、緑や紫がかった色をした脆いもの(下)など性質の違うものがみられる

 

風化した玄武岩

職員さんのお話によると採掘してから数年地表で放置すると写真のように風化し、黒みがかった色に変わるとのことです。

 

二日目は吉岡砕石工業㈱さんを訪問してきました。

こちらでは現場でのサンプリングは行っていないのですが、代表取締役社長の平沼昌平さん、副社長の平田昌明さんのお話と頂いた製品の成分分析表を見ると、㈱鉄山共和組さんの玄武岩よりもFeを多く含む玄武岩であるようです。

後ほど製品をサンプルとして提供していただけるそうなので、手元に届く日が楽しみです。

 

吉岡砕石工業㈱写真

 

今回の調査によって、同じ玄武岩でも大きく性質に違いがあることを実際に確認することができました。

 

余談ですが、ホテルが五稜郭の近隣であったため、朝散歩に行ってきました。

五稜郭内で話しかけてくれた方々によると、この時期は桜もつつじも咲いておらず、五稜郭をみる時期としては外れているそうですが、

 

藤の花

 

このように藤の花がきれいに咲いており、歩いていると朝のさわやかな風に乗って藤のいい香りが漂ってきます。

頭もすっきりして、調査への活力もわいてくるので、この時期函館に調査に来た際にはぜひ立ち寄ってみてください。

 

最後に今回の調査を企画していただいた佐藤先生、協力いただいた㈱鉄山共和組・吉岡砕石工業㈱、北海道立総合研究機構の野呂田晋さんには深く感謝申し上げます。

(文責:山下)

九州巡検 (11/14-11/17)

11/14-11/17の日程で大竹先生、Sariさん、菅原さん、松川、大門の5人で九州(大分、宮崎、熊本)に巡検へ行ってきました。

初日は大分県の姫島ジオパークへ行ってきました。ジオパークの職員(大竹先生の元同僚)である堀内さんにジオパークの案内・解説をしていただきました。姫島ジオパークでは多くの露頭観察をすることができ、地質的にとても興味深いものをみることができました。

 

コンボリュートラミナの露頭

 

黒曜石と菅原さん

二日目は国東半島の海岸沿いで砂鉄のサンプリング、十文字展望台から別府-島原地溝帯の観察を行い、別府温泉に宿泊しました。

 

三日目は槇峰鉱床の露頭観察、宮崎県の高千穂へ行ってきました。

 

槇峰鉱床の露頭観察

 

宮崎県高千穂のきれいな柱状節理

 

四日目は阿蘇に行きカルデラを観察することができました。

 

今回の九州巡検によって九州地方の成り立ち、北海道との地質の違いを理解することができました。

九州はご飯もおいしく、温泉もさいこうでした!!

 

最後に今回の巡検を企画して頂いた大竹先生、姫島ジオパークで案内して頂いた堀内さんに感謝致します。

(文責:大門)

 

森地熱発電所見学(10/18-10/19)

10/18-10/19の日程で佐藤先生、西木さん、金田、Samiの4人で北海道電力森地熱発電所に見学へ行ってきました。

発電所までの道中では綺麗な紅葉もたくさん見ることができました(感動のあまり写真を撮るのを忘れてしまいました。)

到着後は北海道電力の方から森地熱発電所についての説明を受けた後に、発電施設の見学を行いました。

説明の中では、森地熱発電所及び地熱発電所についての概要や、現在森地熱発電所が直面しているスケール問題(熱水中の成分が鉱物として析出する問題)についてお話していただきました。

 

 

冷却塔。冷却塔の一部には松の木が使われているそうです。

 

 

生産した蒸気で回転させる蒸気タービン。隣に発電機が設置してあります。

 

手前のやぐらのような構造物が地下から熱水をくみ上げる生産井です。

 

こうした地上配管内に固形物が付着するスケール問題が問題となっています。

 

実際に地熱発電所を訪れるのは初めての経験でしたが、設備の見学や発電所の方のお話などとても勉強になりました。

このような機会を提供して下さった北海道電力森地熱発電所の皆様に感謝致します。

(文責 M2金田)