2025.08.23~09.01 ボツワナフィールド調査

みなさんこんにちは!M1の長谷川健太です。
8月23日〜31日にかけて、私たちはアフリカ南部・ボツワナにてフィールド調査を行いました。今回の調査は、Selebi-Phikwe 鉱山周辺での酸性坑廃水(AMD)やテーリングダムに関する研究を目的として実施されました。

首都ハボローネでは JICA ボツワナ事務所や Botswana Geoscience Institute(BGI)を訪問し、現地研究者との意見交換を行いました。研究手法や解析データについて活発な議論が交わされ、非常に刺激的な時間となりました。

その後、Selebi-Phikwe 地域へ移動し、坑廃水や地下水、処理水のサンプリングを実施。現場では銅の沈殿や坑廃水による被害を実際に感じ、鉱山活動による環境への影響を実感しました。また、テイリングダムや露頭から岩石試料を採取し、今後の実験に向けた貴重なデータを得ることができました。

現地で出会った人々はとても温かく、文化や生活の違いを肌で感じることもできました。言葉の壁を越えて交流する中で、「伝えよう・理解しよう」という姿勢の大切さを改めて実感しました。

今回の調査で得られた経験とデータは、今後の研究活動に活かしていく予定です。
調査を支えてくださった現地関係者の皆さま、そして計画を立ててくれたメンバーに心から感謝いたします!

(文責:長谷川健太)